就任のご挨拶

二期目の会長に就任しました香川雅彦です。
2年前に会長を受けた時には、色々な事に取り組みたいと就任挨拶で申し上げました。
振り返ってみれば、天災・豚熱対策等に費やされた2年間になってしまいました。
特に豚熱に関しては、ワクチン接種が全国の養豚農家の理解が得られるのか、豚熱の清浄化に取り組んだ方々そして清浄化までの月日を考えなければならない日々でした。
緊急ワクチン接種は、口蹄疫を経験した私にとって、ワクチン接種後の問題等不安が消えませんでした。防疫指針に無い予防的ワクチンを要請するにあたり、会員の意向調査を昨年の7月に行い賛同を頂きました。
その後、江藤農水大臣就任に当たり、前向きな回答を頂き大臣指定地域での予防ワクチン接種が始まり、現在行われています。
このことについてワクチン接種に至る時間が長すぎたなどの批判があったことも承知しています。しかしながら、全国の会員の意向を踏まえず無責任な要請をすれば、JPPAは一枚岩ではないと議員の先生方からの信頼を失うこととなり、何としても避けたかったのです。
豚熱の今後の対策、新型コロナウィルスの今後の経済などへの影響がどのようになるのか不安な状況の中、二期目を向かえることになりましたが、会員の皆様の期待に応えられるように頑張る所存です。
私の基本的な考えは、会長は会員の総意で選ばれたのであり、会員の意見集約が一番大切だと思って取り組むことにしています。結果が明日や明後日に出るものではないことも理解しておいてください。組織として今期も合意形成については、役員の方々には大変苦労をかけると思いますがよろしくお願いします。
最後に平成から令和という時代の変わり目に会長職に就きましたが、私の使命は、世代交代を推し進めていき、SNS・IOT・ICTという流れの中で養豚業界も乗り遅れてしまわないように組織の若返りが急務になっていると感じており、実行に移していきたいと思います。
また、新型コロナという人類に対する敵に、我々業界もどういうことが出来るのか、どういうことが起きるのか不安がつきません。第2波、第3波が心配される中で、理事会も含め可能な限りWEB会議の導入にも取り組んで参ります。
各部会では、担当副会長、部会長による委員の選任を基本にして、問題提起をしてもらい、その解決実現に向けて執行部がどういう形で達成していくか、戦略的な取り組みが大切だと思います。
何が何でもやりぬく形がいいのか、官民で協力しながらうまく進めていくのかケースバイケースだと思います。
私は敵を作らずに達成出来ることがベストだと考えています。力量不足、弱腰、交渉力が無いと批判されても、次の世代には良い形でバトンタッチが出来るように取り組んで参りますので、今後ともご支援、ご協力をお願い申し上げまして就任の挨拶といたします。

令和2年7月13日
一般社団法人 日本養豚協会(JPPA)
会 長  香川 雅彦