長崎県で豚熱陽性イノシシ発見 佐賀県以外の九州で初

2月3日、長崎県は松浦市福島町で捕獲した野生イノシシから豚熱が確認されたことを発表しました。佐賀県以外での九州地区では初の豚熱陽性イノシシの発見となります。
イノシシが捕獲された長崎県松浦市福島町は、佐賀県の豚熱陽性イノシシ発見地点から最も近い箇所で約1.5kmの位置にある島で、佐賀伊万里市と約200mの橋でつながっています。
農林水産省では、知事あてに通知を発出し、
1 野生いのししのサーベイランス及び捕獲の強化
2 狩猟・捕獲時の豚熱対策の再徹底
3 地域住民等への豚熱感染拡大防止対策の周知徹底
4 経口ワクチンの散布
5 飼養衛生管理の徹底
について指導をしました。 長崎県では、県内全養豚農場に対し情報共有と注意喚起を行い、飼養衛生管理基準の遵守指導を継続するほか、発生地点周辺の野生イノシシの検査体制の強化を実施するとしています。
これから春にかけイノシシは繁殖期に入り、活発に移動する時期となります。今一度、バイオセキュリティの見直し、点検、ワクチンプログラムの確認等をお願いいたします。

長崎県HP 県内野生イノシシにおける豚熱の確認について
【参考】衛生対策のチラシ(農水省より)
【参考】野生イノシシ豚熱対策ポスター(農水省より)