令和7年度埼玉県立熊谷農業高等学校 種豚登録講習会を開催しました

高校出前授業開催しました ~埼玉県熊谷農業高等学校 令和7年7月28日~

国内で純粋種豚を維持改良することの重要性の講義と、実際に生体を見ながら種豚の選抜審査実習について、埼玉県立熊谷農業高等学校にて令和7年7月28日、開催いたしました。
埼玉県で毎年開催されている埼玉県学校農業クラブ連盟が主催する審査競技大会に向けた実技講習と、我が国の未来の養豚生産者、特に大切な遺伝資源である国産純粋種豚の育種改良の道に少しでも多くの方に進んでほしいという願いも込めて講義及び実技指導を行っています。
熊谷農業高等学校にはランドレース種、大ヨークシャー種、バークシャー種を飼養しています。担当の田島先生は、養豚を教えるなら、登録6品種の生体全てを生徒に見せたいという非常に熱心な先生です。田島先生の指導の下、生徒は豚をじっくり観察し、豚としっかり向き合う姿勢を身に着けており、逆に私達が教えられること、勉強になることも大変多い講習会です。

最初は大人しかった生徒も、学校で飼養しているランドレース生体を見ながら行った審査実習において、個別に審査講評を発表してもらっているうちに、審査基準を見ながらしっかりと自分の意見も発言し、目の前の豚の良いところはどこか、惜しまれる点はどこなのか意見交換もできました。
なお、本講習会開催には全農埼玉県本部 畜産酪農部 畜産酪農課 村上 敢哉(むらかみ かんや)氏にも御協力をいただきました。 ここにお礼を申し上げます。

私達が種豚はこういう体型が理想、こういう点が重要と一方的に説明するだけでなく、 ひとりでも多くの生徒が我が国の養豚農業の世界へ、さらには国産純粋種豚の維持改良の世界へ飛び込んでくれるよう、興味を持ってもらえるような国産純粋種豚の育種改良について、全国の学生対象に出前授業を行っていきます。

出前授業についてのお問い合わせは一般社団法人 日本養豚協会 湯浅(ゆあさ)まで御連絡ください。