11年ぶりに改訂『養豚白書2024』を発行しました

このたび、一般社団法人日本養豚協会(JPPA)は、2013年に発行した『養豚白書』から約10年を経て、時宜に合った内容に改訂を行い『養豚白書2024』を発行する運びとなりました。
改訂にあたっては白書改訂委員会を立ち上げ、2年にわたり内容を精査。豚熱の発生や未曽有の飼料高騰など、この10年で環境が大きく変化した養豚産業について、様々なデータを用いて分析を行い、業界の今と未来が分かる1冊となっています。
当会会員、賛助会員の皆様には、1部進呈いたします。近日中にお手元に届くと思いますので、未着の皆様におかれましては今しばらくお待ちください。
追加でのご注文をいただく際には、注文書(PDF)に記載の上、メールまたはFAXで送付いただくか、下記のフォームからご注文ください。


 

『養豚白書2024』
 判型:A4判
 ページ数:82ページ 並製
 価格:2,500円(税込・送料込)

【目次】
◆刊行にあたって一般社団法人 日本養豚協会(JPPA)会長 香川 雅彦
◆序文 白書改訂委員会 委員長 竹延 哲治 
◆巻頭サマリー
養豚産業の過去10 年の成果 /養豚をめぐる過去10 年の動き / JPPA10 年間の活動成果

序章.国内養豚の存在意義
( 1 )カロリーだけでは満たせない“豊かな国の食料安保” 
( 2 )国産の多様な豚肉、多様な養豚経営の生きる道
( 3 )肥料供給、CO2 削減による社会貢献 
( 4 )その他の国内で豚肉を生産する意義

1 章.食料・養豚をめぐる内外の情勢変化
( 1 )『失われた30年』に日本経済が取り残された実態 
( 2 )前回「白書」以降に生じた課題 
①疾病状況の新たな局面/ ② TPP および日欧EPA 締結で関税障壁消滅/ ③ 国際情勢の変化に伴う未曽有の飼料高騰/ ④ あらゆる生産資材・光熱費が軒並上昇!

( 3 ) 前回白書以降に生じた養豚への社会的要請 
① 環境問題にはたゆまぬ努力で/ ② 堆肥は化学肥料の代替資源に/ ③ アニマルウェルフェアへの対応/ ④ 災害が多発するなかでの危機管理

2 章.養豚の持続的発展に向けた課題
( 1 )バイオセキュリティと疾病対策 
① 豚熱もPRRSも農場防疫の基本は同じ!/ ② 農場防疫、バイオセキュリティのポイント/ ③ 疾病の効果的コントロールの具体策/ ④ 一歩先に進むなら病気と闘わないツーサイトシステム/⑤ 耐性菌問題、豚の抗菌剤使用量は5 年で18%減少

( 2 )生産性改善(海外データと比較しながら) 
① 繁殖成績の内外の実態/ ② 肥育成績の内外の実態/ ③ 国内の育種改良・増殖体制のあり方/④ あらためて「飼料要求率」を考える!/ ⑤ 格付規格の改定実現も次の段階への第一歩/ ⑥ ベンチマーキングは必須の経営改善ツール/ ⑦ 今後、重要視されるべき設備生産性

( 3 )マンパワーの確保とIT 技術の活用 
① 労働力人口の減少はまだまだ続く!/ ② IoT・AI 技術の可能性どこまで?

3 章. 消費者に愛される国産豚肉の持続可能性
( 1 )規模や経営形態を超えて必要な「国産豚肉」の条件
① 需要が堅調に伸びている現実に向き合う/ ② 国産豚肉と輸入豚肉の住み分けと競合/ ③ 国内における“好まれる豚肉” の変化/ ④ 人口減少に抗う消費拡大への課題

( 2 )「国産豚肉」の拡販に向けチェックオフを 
◎ 日本も本格的チェックオフ実現へ議論再開のとき/ ◎ 韓国の豚肉チェックオフの実績