伊藤環境大臣に野生イノシシ対策の強化を要請

CSF拡散防止・ASF侵入防止に向け、
伊藤信太郎環境大臣に野生イノシシ対策の強化を要請

5月15日、香川会長、塩澤会長代行、石川筆頭副会長、岡部副会長が、豚熱(CSF)・アフリカ豚熱(ASF)対策の要である野生イノシシ対策について、伊藤信太郎環境大臣に要請しました。

<要請内容> 

  1. CSF及びASFウイルスを伝搬する危険性の高いイノシシその他の野生鳥獣の捕獲等の対策強化と、捕獲頭数増加のための予算措置の充実
  2. 死亡イノシシを発見した場合の自治体への連絡の徹底と関係者への指導の強化。また、野生イノシシを捕獲した際や死亡イノシシを発見した際の防疫措置の徹底と関係者への指導強化

香川会長はCSF拡大の要因である野生イノシシの影響の大きさ、対応に苦慮する全国の生産者の窮状を訴えました。また、ハンターやハイカー等の山に入った人による感染拡大の恐れがあり、その教育や消毒の徹底が必要であること、さらに韓国釜山でのASF陽性イノシシの感染拡大について説明しました。
伊藤環境大臣は、
①野生イノシシはシカと共に指定管理鳥獣であり、豚熱だけでなく農作物被害の観点からも頭数削減のため捕獲を進めている。CSF発生後は、感染イノシシが発見された都府県へ捕獲強化を依頼している。また感染イノシシが発見された都府県に対して、捕獲に対する交付金の率を1/2から2/3に引き上げた。

②これから狩猟期間に向け、ウイルスの拡散防止対策のため防疫の手引書を作成し、各都道府県や狩猟団体等に注意喚起を行う。

と説明し、今後も農水省との連携を図りしっかり対策していきたいとの発言をいただきました。