【会員News】町特産の桃を食べて育った『ロイヤルポーク』完成です 福島県・(株)しまざき牧場

<JPPA会員の活躍をご紹介>

福島県伊達郡桑折町では3年前より、地域おこし会社ふるさとエール桑折により、町特産の桃や日本酒「辛口桑折」の酒かすを飼料として育てた豚を、町の新たな特産とする取組開発が行われてきました。この度『ロイヤルピーチポーク』と命名され、11月3日、町内の町民研修センターうぶかの郷にて販売開始となります。

『ロイヤルピーチポーク』は桑折町と伊達市にまたがる農場・株式会社しまざき牧場(嶋崎裕吉社長)により飼育されています。臭みが少なくやわらかな肉質が特徴で、約半年間の飼育期間のうち最後の二ヵ月間、酒かすを乾燥させた粉末や桃の実を与えています。
10月17日の試食会で、ふるさとエール桑折の和泉守昭社長が「子どもから大人まで食べやすい豚肉で、自信をもって販売していく」、高橋宣博町長が「新たな町の特産として力強く発信していく」とあいさつされました。持ち帰り用の生肉の他、現在は要予約ですがカツ定食・カツカレー・焼肉定食のランチ提供も行われます。今後は加工品のハム・ソーセージ・ベーコンの販売も予定されています。
今回は肩肉切り落とし・モモ、バラスライス等が入ったお試しセットを販売されます。日本酒「辛口桑折」の酒米も桑折町産酒米で生産されており、桑折町の魅力がぎっしり凝縮された旨味あふれる豚肉で町おこしに貢献すべく、生産者の株式会社しまざき牧場・嶋崎裕吉社長は「新型コロナウィルスの影響で販売時期がずれ込んだたが、販路を拡大し、桑折の魅力を伝えたい」と力を込めて語っています。

完成したブランド豚「ロイヤルピーチポーク」を紹介する和泉社長(左)と嶋崎社長 ※写真は福島民友新聞社 県北支社提供