農林水産省より飼料輸送合理化の通知が発出されました

 12月24日、農林水産省畜産局は「飼料の安定供給に向けた飼料輸送の合理化の取組の徹底について(令和6年12月24日付6畜産第2147号農林水産省畜産局長通知)」を発出しました。 

 昨今の物流の環境は、2024年4月からのトラックドライバーの時間外労働の上限規制の適用や、同年5月に改正物流法(流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律及び貨物自動車運送事業法の一部を改正する法律)が制定されるなど、大きく変化しているところです。特に飼料の輸送においては、飼料タンクに上る高所作業や在庫確認等の附帯業務の発生などの特有の事情から、トラックドライバーの人材確保が特に困難な状況であると聴いており、飼料輸送の安定供給の維持のために飼料輸送の合理化を飼料輸送の関係者(畜産生産者、配合飼料メーカー・販売店、運送事業者)全員で図っていくことが緊要な状況となっています。

 農林水産省では、令和5年6月に、飼料タンクの安全管理等について留意事項を取りまとめた「配合飼料タンクの安全性確保等の徹底について(飼料課長通知)」を関係団体及び地方農政局等に発出しておりますが、昨今の状況を踏まえ、農林水産省では、飼料輸送の合理化の取組を徹底すべく関係者がそれぞれのお立場で取り組んでいただきたい事項をまとめた畜産局長通知を発出しました。

 本通知の内容について、ご不明な点等ございましたらご連絡ください。