CSFワクチン接種地域拡大に伴い 種豚生産者へのアンケートを実施

8月31日に福島県がワクチン接種推奨地域となったことに伴い、種豚生産農場(企業・個人生産者・試験場など62カ所)に対し緊急アンケートを実施いたしました。その後、福島県でCSF陽性イノシシが発見されたことからワクチン接種推奨地域は山形県・宮城県にも拡大しています。
東北地方にはGP・GGP農場が多く、ワクチン接種推奨地域が今後さらに拡大すれば、非接種地域にも種豚や精液の流通において大きな影響を及ぼすものとなります。
アンケートを実施直後にワクチン接種推奨地域が拡大したため、多少の齟齬はありますが種豚流通に及ぼす影響などを調査いたしましたので一部を紹介いたします。

<調査の目的>
福島県、山形県、宮城県におけるCSFワクチン接種に伴い、JPPAでは種豚生産者(個人生産者、法人生産者、ハイブリッド生産企業など)に対し、アンケート調査を行った。
これは、種豚生産農場が多い東北地方においてCSFワクチン接種を実施することによって、種豚流通、ひいては肉豚の生産にどのような影響があるかを調査するためである。

<調査の対象>
アンケートは、東北地方の種豚生産者を中心として、育種・改良部会、国産純粋種豚改良協議会、各県試験場など、種豚生産に関わる生産者、団体など62件に対して実施した。

<調査の概要>
配布数 62件
回答数 37件

・回答施設からの総出荷精液ドーズ数:1,990,520ドーズ(最大:533,000ドーズ)
・CSFワクチンによる影響があると回答した施設からの出荷ドーズ数:1,048,150ドーズ
・回答施設からの総出荷母豚数:94,387頭(最大:23,000頭)
・CSFワクチンによる影響があると回答した施設からの出荷母豚数:94,070頭
・回答施設からの総出荷雄豚数:3,807頭(最大:1,000頭)
・CSFワクチンによる影響があると回答した施設からの出荷母豚数:2,430頭

<調査結果>
以下PDFより詳細をご覧いただけます。